たまたま撮りためていた写真があったのでブログで公開することにしました。解体工事が進む前の渋谷桜丘の様子です。
桜丘町の再開発対象地域は、2018年12月現在、お店がすべて閉店。現在は建設の真っ最中で、以前の桜丘は跡形もなくなっています。
※開発計画については以下の記事を参考のこと
解体前の桜ヶ丘(2018年12月の様子)
こちらは、スポーツ用品店の「アートスポーツ」や卓球用品店、焼き肉屋の安安、一風堂という薬局屋、おしゃれなイタリアンなどがあった通り。
解体前のということすべてのお店は閉店。
訪問したのは平日の昼間。恵比寿方面から渋谷にくる人、渋谷から恵比寿方面にいく人で、それなりに人通りはあるのだが、依然と比べるとかなり人通りは減りました。
人がいなくなる瞬間が多々あり、その様子はゴーストタウンのよう。
「アートスポーツ」によく通っていたので、この通りにはかなり馴染みがあるのだが、当時の賑わいは全くありません。
こちらは先と同じ通りを夜に撮影したもの。真っ暗にならないように壁には簡易的な電灯が設置されていました。夜になるとめっちゃ不気味。
こちら先に通りにあった中華料理屋。
もともと古い建物ではあったのだが、すべての店舗が閉店し、周りが暗くなるとかなり不気味。
こちらの少し変わった作りをしているビルは、一階にドトールコーヒーが入っていたビル。あの辺にドトールは一軒しかないので、訪問したことがある人は、なんとなくわかるはず。
このビルは人通りの多い通りに面しているが、解体されました。解体間近のビルは、どこかいい不気味さです。
こちらは、焼き肉屋の「安安」が入っていたビル。246に面したビルではあるが解体の対象ということで、すべての店舗が出払っています。
通りで見かけた居酒屋。
特殊な外観をした飲食店かレストランのようですが、人がいなくて廃墟のようになっています。
こちらヤマハエレクトーンシティ。
夜になると、明かりのないヤマハエレクトーンシティはなかなかの雰囲気。
写真は以上になるが、桜丘町の解体予定地は広く、もっとたくさんの解体予定の建物があります。
新しいビルができたり、家やお店ができたりすると、いきつけの町でも前に何があったのか思い出せないときがあります。思い出せないからといって何か不幸があるわけではないだが、何か悔しさや寂しさを抱いくものです。
災害や人災など、悲劇の土地を巡ることダークツーリズムというのだが、このダークツーリズムの世界では、忘れ去られることを第二の死というらしい。第一の死は悲劇による死。そして悲劇が忘れ去られることを第二の死というそうです。
渋谷は悲劇の場所ではないので、ダークツーリズムではないのだが、新しい建物ができる前の様子を忘れてしまうのは、第二の死に通じるものがあり切ない感じがします。