シロノワールみたいなスイーツが食べられるお店のまとめとシロノワールについて

温かいデニッシュの上に冷たいソフトクリームをのせ、その上にさらにはちみつをトッピングしたコメダ珈琲店の看板メニュー「シロノワール」。この温かいデニッシュ系のパンの上に、アイスクリームをのせるメニューは、コメダ以外のカフェやファミレスでもあるようです。

本記事ではそのようなシロノワール的なメニュー、全部で5種をまとめてみました。食べた感想や各店の味の違いなどについて、簡単に紹介していきます。

シロノワールみたいな食べ物の一覧

まずは一覧で、各お店のシロノワール的なメニューを紹介します。それぞれの食べた感想は後述。

店名 画像

店:コメダ珈琲店

メニュー:シロノワール(写真はミニシロノワール)

値段:通常サイズ770円、ミニ570円

店:ジョナサン

メニュー:焼きたてデニッシュ ソフトクリーム添え

値段:549円

店:ココス

メニュー:メイプルココッシュ

値段:682円

 

店:サンマルクカフェ

メニュー:デニブラン

値段:590円

 

店:ベローチェ

メニュー:ベルギーワッフル(プレーン)

値段:420円



 

食べた感想、味の特徴、サイズ感など

コメダコーヒー|シロノワール(ミニ)

コメダ珈琲店「ミニシロノワール」

まずは最も有名であろうコメダ珈琲店のシロノワールについて紹介します。ちなみに写真はシロノワールよりも一回り小さいサイズのミニシロノワールです。

シロノワールは温かい丸いデニッシュパンの上にとぐろを巻いたソフトクリームをのせ、さくらんぼをトッピングした食べ物です。はちみつシロップも付属されており、お好みでかけることもできます。

シロノワールは1977年にコメダ珈琲店で誕生したメニューで、現在では店を代表するメニューとなっています。

「シロノワール」はコメダ珈琲店がつけた名前で、そのような名前の食べ物が存在したわけではありません。あまりにも有名なので、パンにソフトクリームをのせた食べ物がシロノワール、あるいは「シロノワール的なもの」と呼ばれることもあります。

ちなみにシロノワールの意味ですが、「シロ」は日本語の白、「ノワール」はフランス語で「黒」を表すことで、黒っぽいデニッシュの上に白いソフトクリームがのっていることからこのような名前になっているようです。コメダの造語であり、直訳すると「白黒」という非常にシンプルな名前なのですが、どこかフランスの伝統菓子を思わせる響きがあります。この名前もシロノワールのヒットに一役買っている面もあるのではないでしょうか。

実際に食べてみて、まずパンがカットされているのが嬉しいです。他店はカットされておらず、自分でカットする必要がありました。カットされていない場合、好きなサイズカットできるというメリットはありますが、反面、カットが手間だったりもします。

質感はふわふわです。気泡がいい具合に入っています。サンマルクカフェのデニッシュに比べると、バターの風味や味わいは控えめではあります。ジョナサンに比べるともう少しバター感があるような気もしなくはありませんが、ほぼ同程度にも感じます。

ミルクのソフトクリームとシロップが、パンの気泡に染み込み、噛むとその瞬間に「じゅわっ」と溢れ出す感じが魅力的です。



 

ジョナサン|焼きたてデニッシュ ソフトクリーム添え(549円)

続いてはガストやバーミヤンなどを手掛ける「すかいらーく」が手掛けるファミレスのジョナサンのシロノワール的な食べ物「焼きたてデニッシュ ソフトクリーム添え」です。

まるいデニッシュパンの上にミルクのソフトクリームをトッピング。メイプルシロップも付属されており、お好みでかけることができます。

サイズはコメダのミニシロノワールと同程度で、値段は549円。ミニシロノワールに非常によく似ていますが、コメダのようにさくらんぼのトッピングはなく、またパンはカットされていません。コメダは、はちみつでしたがジョナサンはメイプルシロップです。

今回はメイプルシロップを全量かけていただきました。

カットするのは若干の手間ではありますが、カットの際に手に伝わる感触やパンにメイプルシロップとソフトクリームが染み込んでいく様子を見ることができ、期待感が高まります。コメダでは体験できない感覚です。

実際の味ですが、コメダのミニシロノワールに非常に近いです。パンはふわふわ、サクサクした食感です。気泡に染み込んだシロップと溶けたソフトクリームは噛むと同時に「じゅわっ」と溢れだします。デニッシュのバターの風味と良い具合に絡み合います。

シロノワールとの決定的な違いといえば、はちみつかメイプルシロップかといったところでしょうか。正直どちらも美味しく、どちらが好きは好みよって分かれる、といったところでしょう。

 

ココス|メイプルココッシュ(682円)

続いては「すき家」や「はま寿司」を手がけるゼンショーホールディングスのファミレス「ココス」のシロノワール的なメニューです。商品名は「メイプルココッシュ」です。

72層のデニッシュパンをベースに、その上にバニラアイス、ホイップクリーム、ミントをトッピング。お好みでメイプルシロップをトッピングできるようになっています。

サイズはコメダのミニシロノワール、ジョナサンの焼きたてデニッシュと同じくらいです。

コメダ、ジョナサン、サンマルクカフェはミルクアイスをトッピングしていましたが、こちらはバニラアイスです。またホイップクリームもあって全体的に豪華な印象です

パンは常温のものを使用しているようです。質感はふわふわ系で、コメダよりも、バター感は控えめな印象です。72層重ねているだけあり、気泡が織りなすふわふわ感はとても楽しめます。

コメダ、ジョナサンよりも100円ほど値段は高くなりますが、その分たっぷりのバニラアイスを楽しむことができます。



 

サンマルクカフェ|デニブラン キャラメルナッツ(590円)

続いてこちらはベーカリーレストランの「サンマルク」が手がけるセルフ式のカフェ「サンマルクカフェ」で提供されているシロノワール的なメニュー「デニブラン」です。

本記事執筆時点では、キャラメルナッツとチョコバナナがあります。今回はキャラメルナッツを注文しました。ちなみに過去には黒蜜モンブランというのもありました。

巻き込んだタイプの平たいデニッシュをベースに、ミルクのソフトクリーム、キャラメルソース、スライスアーモンドをトッピング。

パンのサイズはミニシロノワールと同じくらいでしょうか。アイスは高さがあり、申し分ないボリュームです。値段は590円で、ミニシロノワールと同程度。

パンは温めた状態で、熱々です。カットはされていないので自身でカットする必要がありますが、小さめのナイフとフォークしかないので、大変であり、また高確率で手にソフトクリームなどがつきます。

デニッシュの表面はサクサクしており、中身はバターの風味が豊かで、油脂感をたっぷり感じられるしっとりした舌ざわりです。ベーカリー併設のカフェなだけあり、デニッシュの美味しさは随一です。

このこってりしたデニッシュに、パンの温度で溶けたミルクアイスとキャラメルソースの甘味が合わさります。カロリーは恐ろしいのですが、脳みそにダイレクトに訴えかけてくれる悪魔的な美味しさを感じます。菓子パン好き、スイーツ好きの方でこれが嫌いな人はおそらくいないのではないでしょうか。

ベローチェ|ベルギーワッフル(420円)

続いては「ベローチェ」にあるシロノワール的なメニューです。といってもここまで紹介したデニッシュにアイスをトッピングしたものとは違い、こちらはワッフルをトッピングしています。タイプは違いますがおまけ的なものとして紹介します。

外はサクサク、中はふわふわのベルギーワッフルをベースに、ソフトクリーム、メイプルシロップをトッピングした商品です。写真はプレーンですが、他にも「練乳いちご」「チョコ」があります。

サイズはミニシロノワールよりもやや少ないくらいでしょうか。値段は420円です。

ワッフルは、ふわふわ、もそもそした感じでそれほどバター感は控えめです。ワッフル自体は素朴な味となっています。ソフトクリームとメイプルシロップの味でワッフルを食べる感じでしょうか。シロノワールに比べるとやや味気ない印象ですが、逆にこの素朴な感じがいいという人もいるのではないでしょうか。実際私は定期的に食べています。

おわりに

現時点で確認できるシロノワール的なメニューを紹介してきました。コメダとジョナサンはよく似ているものの、ココス、サンマルクには独自性がありました。特にサンマルクカフェのデニブランは、他社とは群を抜いて、デニブランがこってりしているという際立つ特徴がありました。

正直、どれも美味しく、甲乙つけがたいです。質の面ではそれほどかわらないように思います。どこが美味しいかは各々の好みよるところ、といった感じでしょう。ちなみに筆者はココスとサンマルクカフェが好きです。

またシロノワール的なメニューを見つけたらこのブログで紹介できればと思います。

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