スターバックスを批判的に考察する数少ない著書『お望みなのはコーヒーですか?(ブライアン・サイモン)』内容紹介と書評

『お望みなのはコーヒーですか?』は、日本語化されている本のなかでは数少ないスターバックスを批判的に論じた本である。

しかもその内容は「意識高い系が嫌い」や「気取った雰囲気が嫌い」といった感情的な批判ではなく、取材と文献にもとづいた社会学的な見地からの批判となっている。ゆえにスターバックスが人気である理由や、スターバックスの存在が象徴するもの、社会に与える影響などを考察するうえで非常に重宝する。

目次