練馬駅から徒歩3分ほどの場所にあるインド料理屋のケララバワンでナンとバターチキンカレーを食べてみました。
ケララバワンは、2004年に創業したお店で、南インド料理を提供するお店です。街にあるインネパ料理屋とは違い、本格的なインド料理がずらっとならんでいます。
ガパオライスやカオマンガイなどのタイ料理はもちろんありません。
ビリヤニやマサラドーサといったインドのメニューが並ぶ正真正銘のインド料理屋です。
今回はそんな本格インド料理屋でバターチキンカレーとナンを注文しました。
通な人であれば、南インド料理屋でナンとバターチキンカレーというかありきたりなメニューは注文せず、南インドっぽいメニューを注文するのかもしれません。しかし私は現在、色々店のナンとバターチキンカレーを食べまわっており、ゆえに今回もナンとバターチキンカレーを注文しました。よくあるインネパ料理屋と南インド料理屋とで、バターチキンカレーはどう違うのかについても含めて、食べた感想を紹介できればと思います。
ディナータイムはナンとカレーのセットメニューはなかったので、どちらも単品注文です。さらにマンゴーラッシーを単品で注文して合計2000円くらいでした。やはりディナータイムは高いです。
インネパ料理屋とは全然違う味わいのバターチキンカレー
まずバターチキンカレーですが、均一の色で、濃い赤茶色といった感じです。
インネパ料理屋のバターチキンカレーはミルクのようなもので渦を描く場合が多く、また色ももう少し薄いです。
味の印象もだいぶ違います。何よりトマトの存在感が強いのです。
口に入れると、ふっとトマトの甘味、風味が口のなかに広がるのです。ここまでしっかりトマトの味、旨味を感じられるバターチキンカレーは初めてです。しっかりトマトの美味しさ、魅力を引き出しています。またトマトの甘味だけではなく、スパイスの風味もしっかり感じることができ、トマトの味と溶け合い、ぐっと奥行きのある味わいに感じられます。インネパ料理屋のクリーミーさを強調したバターチキンカレーとは全然ものが違います。もちろんどちらが良いというわけではありませんが、あまりに大きな違いに、感激という、驚きました。
ちなみに市販のものでいえば、無印良品のバターチキンカレーに近いように思います。無印良品のカレーはインドで実際にカレーを食べて、その味をイメージしたという話があります。なるほどという感じです。
控えめだがしっかり旨味を感じるナン
ナンの暑さは薄めで、バター的なものがほどほどにぬってあり、つやつやしています。
もっちもちというほどではなく、ほどよくもちもち、ふわふわといった感じの質感です。アラビア系の料理やで出てくる円形の平たいパンに近い質感といえばいいでしょうか。何も入っていないチヂミ、あるいは中華料理の円形のパンであるパロタにも近いです。
味の主張はそれほど強くはないのですが、噛むほどに旨味を感じます。そしてトマトとスパイスの味が印象的なカレーととてもよくあっています。
ナンのおかわりは無料ではありませんが、バターチキンカレーの量が多いので、ナン1枚とカレーだけで満腹になりました。