その他

母乳を飲むこととカニバリズムの関連性|多くの人間はカニバリズムを経て成長する

人間における最大のタブーといえばカニバリズム、すなわち人間を食べることだ。死んだ人間であっても無論、たとえ餓死の危機に瀕しているとしても、現代においてカニバリズムは絶対に許されない行為ということになっている。 一方で実は、多くの人間がカニバ...
食に関連した本の書評

【書感】性食考(赤坂憲雄 著)|内容紹介・感想とゾンビの考察

食と性は奇妙につながる。 たとえば「食べる」という言葉には、2つの意味が存在する。1つは「パンを食べる」といった、文字通りの食べるという意味。もう1つは「性交する」という意味だ。たとえば「あの娘を食べたい」「あの人はこのサークルの男...
スターバックス考察

スターバックの店舗が増えることに感じる違和感

 スタバが増えている。スタバが雨後の筍のようにオープンするのは今に始まったことではない。  しかしスタバがあちこちにできる現象に対して、どうにも違和感を覚えてしまう。決してスタバを嫌っているわけではないのだが、どうにも増えるすぎるこ...
食に関連した本の書評

【書評】『食の社会学 パラドクスから考える』の書評と食における人間の加害性について

ブラック労働に支えられている高級レストランの料理。食料の過剰と不足が同時に起こる社会。地球環境に配慮したオーガニックフードを作るために、重労働に強いられている人たち。 われわれ普段何気なくしている食には、数々の矛盾した側面が存在している。 ...
書評・書感

【要約】マイケル・サンデル著『これからの「正義」の話をしよう』|正義とは何か?3つのアプローチから考える一冊

自分の家族が凶悪な犯罪に手を染めていた場合、通報するべきか、それとも目をつむるべきか。 第二次大戦中の非人道的的行為に対して、現代世代はその責任を負う義務があるのか。 人口妊娠中絶や同性婚は認められるべきか。 どう判断す...
書評・書感

マルクス・ガブリエルの「世界は存在しない」とはどういうことか?

最近、国内外で話題の哲学者としてマルクス・ガブリエルという人がいる。 マルクスガブリエルはドイツの哲学者でありボン大学の教授を務めており、日本のテレビ番組も度々登場する。彼の経歴は検索すれば簡単に調べられるので割愛するが、とにかくマ...
その他

有用性が不明確なものにこそ国は税金を投じるべきであり、また社会はそれを許容すべき

国はどんな学問分野に税金を投じるべきだろうか。大きく分ける2つあると思う。 1つは、人類にとって役立つと明確にわかる分野に投資すること。宇宙開発や最先端医療、環境問題対策などがそれに当たるだろう。研究が進めば、生活が便利になったり、社会問題...
書評・書感

『寝ながら学べる構造主義(内田 樹)』の解説と感想

これまで『はじめての構造主義(橋爪大三郎)』『レヴィ=ストロース入門(小田 亮)』など構造主義に関する本を読んだが、先の二冊と比較すると、『寝ながら学べる構造主義(内田 樹)』はとても読みやすい本であり、構造主義の入門書としては最適なのでは...
食に関連した本の書評

【書評】雑賀恵子著『エコ・ロゴス―存在と食について』

『エコ・ロゴス―存在と食について(雑賀恵子)』とはいったい何なのか? タイトルからではまったく内容が想像できないが、ものすごく簡単にいえば、生命の循環から、人間の命、いまここにるわたしの命、その在り方を考えるエッセイだ。 あくまでエッセイと...
食空間について

リニューアル後の宮下パークで感じた肯定的感情と否定的感情

渋谷の宮下パークがオープンした。 宮下パークとは東京都渋谷区にある、複合商業施設のことだ。以前は宮下公園があった土地が、渋谷の再開発計画とともにリニューアル。 宮下パークは3階建てで、ブランドショップや飲食店が入った商業施設と、その屋上に宮...
書評・書感

『コロナ危機の社会学 感染したのはウイルスか、不安か (西田亮介)』内容紹介と感想

2019年末から中国の武漢市で確認されはじめた新型コロナウイルスは、またたく間に世界に広がった。中国でウイルスが確認されてからすでに半年以上が経過しているが、今だに沈静化する様子はない。 日本においては緊急事態宣言が解除され、学校も再開した...
食に関連した本の書評

食糧問題解決のため「食の利他主義」とは?|『食の歴史 人類はこれまで何を食べてきたのか (ジャック・アタリ著)』より

2050年、人類は食えなくなるかもしれない。この悲観的な主張をするのが、欧州最高峰の知性と呼ばれるジャック・アタリだ。彼は『食の歴史 人類はこれまで何を食べてきたのか』のなかで次のように主張している。 今日の西側諸国と同じ消費モデルを持して...
食文化考

日本人はなぜ最近まで牛乳・乳製品を食べなかったのか?

 チーズやヨーグルト、バター、そして牛乳。乳製品は現在の日本の食卓には欠かせないものになっている。  しかし日本人が日常的に牛乳を飲み、乳製品を食べる最近になってからだ。また日本の伝統料理を振り返ると、乳製品を使った料理、菓子は皆無だ。(創...
食に関係する漫画について

閉鎖的な村と食人を生々しく描く漫画『ガンニバル(二宮正明)』の感想

ド田舎の超閉鎖的な村で、人知れず、人が人が食うという、ホラー要素満載のワクワクする漫画。それが『ガンニバル』である。 『約束のネバーランド』『鬼滅の刃』『東京喰種』『進撃の巨人』など、近年ヒットしたこれらの作品にはある共通点がある。それは人...
食に関連した本の書評

肉・牛乳・米の礼賛と忌避を繰り返す日本人|『カリスマフード: 肉・乳・米と日本人(畑中三応子)』書評

「肉を食うと穢(けが)れる」と、肉を忌避する一方で「肉は健康にもよく、体格がよくなる」と礼賛する。 「牛乳を飲むと骨からカルシウムが溶け出す」というトンデモ言説が存在する一方で、「牛乳は完全栄養食である」という過剰な礼賛が存在する。...
書評・書感

地球がテーマパーク化するとはどういうことか? テーマパーク化をどう捉えればいいのか?|書評『テーマパーク化する地球(東浩紀)』

『テーマパーク化する地球』は、テーマパーク化する地球という主題にそった評論集だ。 著者の東浩紀は、哲学者、批評家として活躍する人で、以前は3.11によって被災した福島の観光地化を計画した人でもある。 つまり、地球をテーマパーク...
食に関連した本の書評

ポテトチップスの袋がうるさいのはなぜか?|『「おいしさ」の錯覚 最新科学でわかった、美味の真実(チャールズスペンス)』の書評

なぜポテトチップスの袋はうるさいのか? あんなにもガサガサ音がする袋なのだろか? 実は、袋の音が大きければ大きいほど、ポテトチップスがサクサクしているように感じられるからだそうだ。 オックスフォード大学の学生のアマンダ・ウォンと行った研究を...
食に関連した本の書評

『チーズと文明(ポール・キンステッド)』の書評|チーズの歴史を世界史の中で読み解く一冊

日本でチーズを一般的に食べるようになったのは昭和になってからだ。チーズを食べるようになって日本人はまだ100年もたっていない。 当然、日本の伝統料理にチーズは登場しない。 一方で、ヨーロッパ、近東において、チーズは欠くことができない重要な食...
書評・書感

ポストモダンの人間が動物化したとはどういうことか?|『動物化するポストモダン(東浩紀)』の書評

批評家であり哲学者である東浩紀の著書、『動物化するポストモダン オタクから見た日本社会』を読んだ。 『動物化するポストモダン』はポストモダンの、オタクたちの消費行動の変化を論じたうえで、それらの消費行動の変化は、社会に対してどのような影響...
食に関連した本の書評

人間は動物を殺し、毒を食って生きる|『食べることの哲学(檜垣立哉)』の書評

食べることとは、動物、植物を殺すことだ。殺すことはネガティブなものであるが、われわれ人間が生きるためは、そのネガティブなことをし続けなければいけない。 この食べることに関する矛盾を掘り下げてくれるのが、「食べることの哲学」だ。 ...
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