飲食店・食空間について

一流の料理を1000円以下、予約なしで買えるケーキ屋はコスパがとても良いのではないか

ケーキを食べるのが趣味で、月に2、3回程度ケーキ屋を利用しています。さらにネットで訪問したケーキ屋のシェフについて調べたり、製菓事業者向けの雑誌を読んだりしているのですが、その中で思うのは、ケーキ屋は一流の料理を安価で手軽に楽しめる場なので…

土地の歴史を継承し繋がりをもたらすドンキを考察した一冊『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』についてと地域のたまり場としてのマクドナルドについて

食品、雑貨、家具から家電までなんでも揃っているチェーンストアのドン・キホーテには、「ドンペン」と呼ばれるペンギンのマスコットキャラクターがいます。 このマスコットキャラクターは店内のイラストに使われるだけでなく、店先の看板にも登場します。『…

マクドナルドは安価、快適、便利な場所を提供する社会に欠かせない場所

マニュアル化、合理化のために人間性を排除した資本主義の権化として、ジャンクフードの代表格として、一部の人から忌み嫌われるファーストフードチェーン「マクドナルド」。 しかしマクドナルドが提供しているその空間を見てみると、インフラの充実度に驚か…

図書館とスターバックスが隣り合わせになった複合施設「エトモ池上(2021年4月オープン)」を訪問しての雑感

2021年の4月に東急池上線・池上駅がリニューアルし、複合施設であるエトモ池上が完成した。この建物の4階にはスターバックスがあるのだが、それと隣り合うようにして図書館がある。 スターバックスと図書館が同じ建物に設置されることに対して、筆者はある懸…

サードプレイスとは何か?|レイ・オルデンバーグ『サードプレイスーコミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」』の書評とサードプレイスの特徴など

ここ最近スターバックスが増えることについて少し違和感があり、スターバックスについて調べているのだが、その過程で必ず目にするのが「サードプレイス」という言葉である。 サードプレイス――コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」作者:レイ・…

スターバックスを批判的に考察する数少ない著書『お望みなのはコーヒーですか?(ブライアン・サイモン)』内容紹介と書評

『お望みなのはコーヒーですか?』は、日本語化されている本のなかでは数少ないスターバックスを批判的に論じた本である。 しかもその内容は「意識高い系が嫌い」や「気取った雰囲気が嫌い」といった感情的な批判ではなく、取材と文献にもとづいた社会学的な…

スタバのテーマパーク「スターバックスリザーブロースタリー東京」はどんな場所か?|特徴、従来店との違いなど

このブログでは、日本最大のカフェチェーンであるスターバックスについて、その影響力が強まることの是非をあれこれ考察している。 当ブログの調査対象であるスターバックスは、2019年に一風変わった店舗を東京中目黒にオープンした。それが「スターバックス…

スターバックスの歴史と年表|シアトルでの誕生から日本上陸、リザーブロースタリーがオープンするまで

このブログではスターバックスの存在の是非について考察を試みています。その1つとしては今回はスターバックスの歴史をまとめることにした。日本の話と海外での話が混在しているため、わかりづらい部分もあるかもしれないが、参考になればと思います。 1971…

スターバックスの人気の理由はその排他性にあるのではないか

スターバックスは排他的なカフェである。 これは別にスタバを批判しているわけではない。むしろスタバは排他性があるからこそ圧倒的人気なのである。 スタバはそのコンセプトとそこに集まる人たちによって、自然と排他性をおびたカフェになっている。フレン…